2D/3Dシミュレーション

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治療後のイメージの共有

治療後のイメージの共有

患者さんが満足する治療結果を得るためには、矯正医が設定した「治療ゴール」と、患者さんが抱く「治療後のイメージ」が近似している必要があります。そのためには、矯正医が治療結果の予測を視覚的に表現し、それを患者さんに確認して頂くことが正確な方法だと考えています。なぜなら、患者さんが矯正医に言葉で正確にイメージを伝えることも、またその逆も困難だからです。

当院では診断時に横顔(2D)と歯並び(3D)のシミュレーション画像を作成し、「治療ゴール」がご自身のイメージと相違ないかご確認頂きます。もし患者さんのイメージ通りではない場合は、患者さんのイメージに近い治療結果となるよう治療計画を修正します。

当院のシミュレーションは、AIが診断したものではありません。矯正医が、精密検査と詳細な分析・診断を行い、一つ一つの歯に対して「この歯をこの方向にこれだけ動かす」という綿密かつ具体的な治療計画を立てます。その結果「どのようなお顔・歯並びになるか」の予測をPCで可視化したものがシミュレーション画像です。

抜歯・非抜歯の診断など、患者さんによっては双方選択できる場合があります。但し、それぞれで治療結果は異なりますので、シミュレーションをご覧になって頂き、よくご理解頂いた上で慎重にご判断下さい。

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シミュレーションの提示

シミュレーションの提示

中程度のでこぼこのシミュレーション例です。

でこぼこを治す治療方法は、「歯を抜く治療」と「歯を抜かない治療」の選択があります。「歯を抜かない治療」をご希望の方にとっては、歯を抜かなくても治るのであれば、その治療が良いと考えるかもしれません。

しかし、「歯を抜く治療」と「歯を抜かない治療」では、同じようにでこぼこは治りますが、口元の変化は大きく異なりますので、シミュレーションをよく確認して慎重に治療方針を決定する必要があります。

歯並びの3Dシミュレーション例

「歯を抜かない」シミュレーション
「歯を抜かない」シミュレーション
「歯を抜く」シミュレーション
「歯を抜く」シミュレーション

治療後の歯並びを確認する3Dシミュレーションです。「歯を抜く治療」と「歯を抜かない治療」それぞれを作成します。全方向位でそれぞれの歯並びと咬み合わせを確認します。それぞれのシミュレーションを比較し、治り方の違いを理解することができます。

歯並びだけを見ると、歯を抜いても抜かなくてもキレイに歯は並んでいます。一見、歯を抜かない治療の結果も良いように見えますが、それぞれの口元のシミュレーションも確認が必要です。

お顔の2Dシミュレーション例

お顔の2Dシミュレーション例

治療前の口元と比較をして、「歯を抜かない治療」のシミュレーションは、歯列が大きくなるため口元は引っ込みません。それに対して、「歯を抜く治療」のシミュレーションは前歯を後方へ移動することで口元が引っ込みます。歯並びだけではなく、口元の審美性を考慮すると歯を抜く治療の結果が良いと考えます。

言葉で治療方法を説明されるだけでは、治療後をイメージすることは困難ですが、シミュレーションを見ることでイメージを共有することが可能になります。シミュレーションを用いて慎重に診断をすることで、患者さんのイメージ通りの治療結果を得ることができます。

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