歯並びと顔立ちの美しさ

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歯並びと顔立ちの美しさ

歯並びと顔立ちの美しさ

当院では、歯並びやお顔立ちの美しさは(顎関節を含めた機能的な咬み合わせと共に)患者さんの人生に関わるとても大切なことと捉えています。そのため、下記のような残念な治療結果を招くことがないよう、診断とシミュレーションを重要視しております。

矯正治療後に起こりうる審美的に不満足な結果の一例
  • 歯ぐきが下がった
  • 口元が出っ張った
  • 口元が思ったより引っ込まなかった
  • 口元が引っ込み過ぎた
  • 笑うと歯ぐきが目立つようになった
  • 前歯の中心がお顔の中心とズレた

患者さんの中には、矯正治療の進行過程でご自身の希望に合わせながら歯を動かしてもらえるとお考えの方もおられるかもしれませんが、実際には治療途中に予定の移動量を大きく変更することは困難です。それは、建築物の建設途中に大きな設計の変更が困難なことと似ています。

したがって、診断時の治療計画で「どの歯をどの方向へ何mm移動させるか」を正確に決めておく必要があり、またその結果のシミュレーションが、患者さん自身の持つ治療後のイメージと相違がないことを確認する必要があります。

正確な治療計画と、シミュレーションを用いた丁寧な説明により、治療後の結果に不満足な思いをすることがなくなります。

詳細|2D/3Dシミュレーション

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審美的な基準 | 正面から見た前歯の位置

顔面正中線と前歯正中線の一致
顔面正中線と前歯正中線の一致
顔面正中線と前歯正中線の一致
リラックスした状態での上顎の前歯の露出量
3±2mm
顔面正中線と前歯正中線の一致
スマイル時の歯ぐきの露出量
2±2mm
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審美的な基準 | 横から見た歯の位置や口元のバランス

E-lineと口唇の関係
E-lineと口唇の関係
上口唇 -1±2mm
下口唇 0±2mm
True vertical lineと上口唇の関係
True vertical lineと上口唇の関係
2〜4mm前方
鼻の下と上口唇との角度
鼻の下と上口唇との角度
95〜105°
上下前歯の関係
上下前歯の関係
2.5〜3.5mm
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自然で調和した美しさ

ここでご説明した一般的な口元や前歯の審美性の基準は、矯正歯科医の標準となるものですが、全ての歯科医師がこれに従うものではありません。

また実際は人それぞれ、性別、年齢、骨格の形や大きさ、鼻や顎先の形、唇の形や厚み、前歯の形や大きさが異なりますので、この基準をすべて満たすように治療計画を作成するということではありません。

大事なことは、お口元のバランスが突出し過ぎず、引っ込み過ぎず、自然で調和していること、唇を閉じる時にお顔の筋肉が突っ張らないこと、スマイル時の前歯の見え方の美しさが備わっていることです。患者さんの個性を尊重し、自然な美しさが備わることを目標とします。

矯正治療のみでは患者さんの希望する審美性が得られない場合は、前歯の被せもの(審美補綴)、歯ぐきの形成(歯周外科)や骨切り(口腔外科)を専門歯科医師と連携して行います。

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